ELLIOT RHODES LONDON| ベルトマイスター才門のベルト講座【日本と欧州において、ベルトとファッションの根本的な違い】
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ベルトマイスター才門のベルト講座【日本と欧州において、ベルトとファッションの根本的な違い】

ER FRASE
私が英国にいた30年前に比べると注目される日本デザイナーは減ったが、日本人はお洒落になった・・・。というより自分の個性を持てるようになったというべきか。「茶髪解禁」と共に自己主張が大飛躍した。昔は、茶髪は品格のかけらも無ったが、今では黒髪の方が少数派である。そして海外からも日本のファッションは注目されるようになった。昨今海外から様々な小売店舗が上陸した。インテリア、洋服、ブランド、雑貨、腕時計・・・・、それらに影響され外見だけでなく住居やインテリアもそこそこ充実させ、自動車も高級車からエコなものまで自分のライフスタイルにあった物を選べるようになり、個々に充実した生活をされている方々が多くなったように思う。

しかし・・・

街中を歩いていても、お洒落な男女を何人見かけるだろうか?
あまり見ないような気がするのは私だけだろうか?
日本の男女は、①髪型は自分のしたい髪型②洋服は自分の着たい服③バッグは自分の持ちたいバッグ④靴は自分の履きたい靴。これらのように随所に強力な自分の個性を集めて、あとは色だけを何となく合わせているので見た目は悪くないが、ファッション感はないし、自分軸もない。スタイリングとは、自分軸を持って様々なアイテムの色とボリュームバランス感をとることである。欧州の女性達はブランドアイテムで自分に付加価値を演出しないし、コーディネイトに馴染ませる事が上手だ。

我々は長い間、良い環境の中でベルトを購入出来なかった。環境とは「選択肢」である。ショップへ行けばベルトは選ぶには種類が少なく、百貨店でも種類は多くても似た物ばかり。しかたなくその中から何とか1本選んで購入していた。

※ベルトはあくまでも主役ではなく、脇役の要である※

特に男にとってベルトは大事である。体の中心であるウエストに位置するアイテムなのでここを怠るとスタイリング全体がぼけてしまう。年齢と共に着用するクオリティも上がるので、ベルトのクオリティとカラーバランスは行き届かなければいけない。素敵なスタイリングが出来ている人は、洋服はもちろんの事ベルトや靴などの雑貨小物に集中力がある。これはベルトに携わる人間の説得ではなく事実である。若い時はそこそこであればいいと思うが40歳に近づくにつれて意識はした方が良い。 エリオットローズロンドンの主なお客様の年代層は40歳半ばで、50~70歳代の方々も多数いらっしゃいます。年を重ねるごとにそのことを理解している方々ばかりなのでとてもお洒落です。

ここでベルトの購入の仕方をレクチャーしよう。
通常、男は 4、5本のベルトを持っていると思います。しかしその内の1本だけを使用している方々が多いのではないでしょうか。ではなぜ1本に集中するのか?それはベルトを購入する時に「無難なベルト」を選んで購入するからです。その結果その1本を集中して使うために痛みが早く、新しいベルトを探そうと思っても気に入ったものが見つからず痛んだベルトをそのまま使っている場合が多いが、その間、知らぬうちに自分を下げている事に気付いてほしい。ベルトは、「このスーツを着る時はこのベルト」「このシャツを着る時はこのベルト」・・・その時々に合わせたベストのベルトを選ぶのが基本です。これはある程度年を重ねると着る色やスタイリングはあまり変わらないので、無難なベルトを5本持つよりもそれぞれのアイテムにピンポイントで合わせたベルトを5本持つ方が、5本とも活躍してくれます。

ベルトと靴との関係。
ベルトと靴を合わせるのが基本とされていますが、現在は欧州ではあまり意識されていません。例えばシャツの色に合わせたり、時計のベルトやネクタイなど人それぞれの合わせ方の流儀があります。
我々がベルトに対しての思い入れや思考は自分の考えではなく、現在も続くベルトの売場環境そのものが我々のベルトに対しての思考を長い年月をかけて構築してきたと言っても過言ではない。

エリオットローズロンドンだけが良いベルトではないが、今後もこの世の男性にこれらの気付きを与えていきたいと思います。

Nobumitsu Saimon

追伸:今まで購入て頂いたお客様が揃って言われるのは、「ここのベルトをすると、今持っているベルトは使えなくなると・・・」。迷うことなく一度試してみた人が、真のスタイリングの境地にたどり着きます。