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今も昔もファッションアイテムの中で最も意識の薄かったベルト。もちろん買いに行っても似たものばかりで最近は少しは色が増えたものの限定的です。みなさまにベルトに対しての正しい知識をお話します。
1.メンズファッションはレディースと比べるとトレンドにあまり変化がないので、ベルトカラーのバリエーションが増えません。シューズメーカーも様々な色の商品を販売し始めました。バーガンディー・ボトルグリーン・ネイビー・グレー・カーキ、これらの靴の色に合わせるベルトは残念ながら販売されていません。やっとの思いで見つけても色が合っているだけで、素材とバックルが自分のスタイルには合わないと困ってエリオットローズに来られるお客様も多数です。コーディネイトには軸が必要なので、コンセプトの違うもの同士を色だけ合わせてもお洒落ななスタイルにはなりません。自分のスタイルに合ったレザー素材とカラーを選び、その雰囲気に合ったバックルを着けることで自分スタイルは完成します。つまりベルトを購入するときにバックルが選べないことが一番の問題なのです。
2.世の中、男性のお洒落な方がたくさん増えました。しかしそれらのお洒落な方々はなぜか同じようなスタイルにしか見えません。長年培われてきたメンズファッションの頑ななお洒落の法則とでもいうのでしょうか、それを守らないとお洒落ではないという暗黙の掟のような・・・。基本的にメンズとレディースを比較するとファッションの情報量は格段にメンズの方が少ないので、パンツの丈やダブル幅などのディテールトレンドに自分に合うか検証せずに、みんなが乗っかってしまいます。たまにパンツ丈を短くしている方で、「洗濯して丈が縮んだの?」感出している人も見かけます。なぜかコダワリ=お洒落と思われているのでしょうか。
ある日、ベテランでダンディーなお洒落なファッションアドバイザーの方が、後輩とお話していました。洋服・靴・アクセサリーに相当な費用を費やしているのに、「六本木で1泊六千円のホテルを見つけた!」とお喜びに。お洒落という言葉の定義は人様々ですが、何かさみしくなりました。
自分に合ったトレンドを取入れ、自分の個性という物を無理なく演出する。これは男性・女性に同じ事が言えます。
3.ファッションとは自由なのです。
狭い世界の中で掟に縛られることなく、もっと広い視野をもって新しいものを上手に取入れることが大事だと思います。ベルトは黒と茶という限られた知識を10年先まで持ち続けるところに進化はありません。例えば我々にはごく普通のことですが、ネイビースーツを着たときにネイビーのベルトを着ける。同色のベルトを合わせ余分な色をウエストラインから消すことで、より洗練されたスタイルになります。靴とベルトを合わせることが間違っているとは思いません。ただ合わせて良いときと合わせてはダメなときがあることを知らないだけです。たくさんの色の靴や様々なスーツをベルトと合わせることも印象を上げ、個性を出す方法のひとつなのです。
追伸:一度ネイビーのスーツにネイビーのベルトを着けると、ネイビーのスーツに黒のベルトは一切出来ないようになります。一度試してください!
日頃、服を着たときに何かしっくりとこないときはありませんか?
新しい服を買って気分よく出掛けるつもりが、何かしっくりこない。誰でも経験していることですが、何とかしたいと思う気持ちも次第にそれに慣れてしまいます。しかししっくりこないことには変わりありません。
原因は、「ベルトです」。例えばネクタイ。ネクタイを買いに行くと色の選択肢がたくさんあります。その中から、自分のスーツに合う色、素材感、幅を選ぶことが出来ます。ネクタイ1本で事足りることはありません。ベルトはどうでしょうか?基本的に茶と黒。バックルは付いているものを使わなくてはいけませんが、実はベルトで一番大事なのはバックルなのです。
スタイルに合ったバックルをつけないことがしっくりこない最大の原因です。もちろんベルトの幅・レザーの種類・色もしっくりこない要素です。市販されているベルトの幅は限定的で30mm幅のものが多く、スーツにもデニムにも不適格です。ほとんどの方はベルトを色で選ばれることが多いと思いますが、ベルトの色は合っていてもその日のコーディネイトの素材感が雰囲気にあっていない場合があります。これがしっくりこない原因でもあります。つまりベルトの幅・色・レザーの種類・バックル、これらの要素がしっくりくるコーディネイトをつくります。
つまり、ベルトは限られた種類の中から選ばざるをえないことが常習化し、いつの日かファッションアイテムの中で妥協しても良いアイテムになってしまいました。
エリオットローズのベルトは、豊富なバックルとレザーストラップを自分のスタイルに合わせて購入することができる唯一のベルトブランドです。複数のベルトを持つとその日にあわせてバックルを簡単に自由に交換でき、スーツ、オフィスカジュアル、デニムカジュアルやゴルフスタイルにベストなベルトを自分で作ることができます。お好みもありますが、基本的にコットンパンツ用は、30・35mm、スーツ用は35mm、デニムカジュアル・ゴルフ用には40mmが適しています。さらに優れているところは耐久性。特にコバ処理(レザーの張り合わせの塗装)が通常は1度塗りのところを3度重ね塗りし、ベルトホールにもコバ処理を施しているのでベルトホールがつぶれにくいのも特徴です。ぜひ一度エリオットローズのベルトを試していただき、日頃の「しっくりこない」を解消してください。
最近のメンズスタイルは、時流に乗ったアイテムやポイントを押さえてはいますが、なかなか自分の個性が出せていないのにはがっかりです。日本は一つのスタイルが確立されてしまうと、それを取り入れないとダメ的な環境があります。例えば短めのパンツ丈。全体的なバランス感を考えての事とその個人の持つキャラクターを理解して可能になるポイントですが、人によっては「洗って縮じんだ感」出している人も少なくはありません。カッコいいイタリア人がするのは賛成ですが、レースアップの革靴にNOソックスというのも人を選びます。一つ間違えると不衛生な人に見えます。
その人の個性を出すには、洋服のアイテムとカラーを上手に自分らしく合わせるのと同様に、靴やベルトのレザーアイテムをいかにこなすかが重要です。やたらハイブランドのベルトで「どや顔」もいけません。ベルトは、トップスとボトムをつなぐ橋渡しのアイテム。皆さんが考えているより重要なアイテムです。特にバックル。その日のスタイルに合ったバックルを付けないと、せっかくのコーディネイトも台無しです。今まではそんなこと考えたこともなかったと思いますが、エリオットローズロンドンの世界では、ベルトを購入する時にバックルを選べないなんてありえません。メーカーの都合によって合わせられたバックルを、皆さんが長年押し付けられてきたことにそろそろ気づいても良い頃だと思います。
これらのスナップショットは全てエリオットローズロンドンのベルトを着用しています。
その日のスタイルに合わせてバックルを選ぶ。
楽しい一日が始まる瞬間です!
コーディネイトは自由です。枠から外れたスタイルはお洒落じゃないなんて楽しくありません。ビジネスやプライベートでも楽しく1日を過ごせる自分を見つけましょう!
エリオットローズは、見映え感だけでなく耐久性も兼ね備えたベルトです。
しかし、付け方と取り外し方でベルトの寿命は長くもなれば、短くもなります。ベルトを長持ちさせる方法を伝授します。
ベルトを綺麗に保つ付け方・外し方
①バックルを押さえる
②レザーを逆方向に引っ張る
ほとんどの方がベルトを付ける時と外す時は、ストラップを逆方向に負荷をかけてしまいます。
これを続けるといくら耐久性のあるベルトも染料が抜けて縦にひび割れてきます。もちろんベルト穴も変形してしまいます。
③ピンを抜く
バックルピンの短いバックルならば、引き出すだけでピンは抜けます。抜けない場合は、指でピンを抜きます。
同様に付ける時も、ストラップをバックルに通してからいつもとは逆方向に引き出し、バックルピンを入れます。
初めはぎこちなく感じますが、習慣になると全く違和感はなくなります。
これでベルトが美しく長く使えるようになりますので、ぜひ実践して下さい。
ベルト専門店・・・・・・。
世の中にほとんど存在しないベルトショップのマイスターが語るベルトの本質。
エリオットローズロンドンを日本に導入して5年が経ちます。アパレル業界に30年間身を置き、欧州でのファッショントレンドの栄枯衰退を見て来た私ですが、ロンドンで偶然にエリオットローズと出会ったことが自身のファッション感性を一変させました。衝撃的な出会いに感謝しつつ、日々大人男性の印象を良くするための会話をお客様と重ねています。
ベルトとは、「魔物」・・・。
ベルト1本でスタイルの印象を瞬時に変えてしまう力のあるアイテムである。ベルトに関心を持たれる方々が少ないのも我々の責任かもしれません。百貨店やショップへ行ってもベルトは売場の隅に置かれていて種類も少なく、同じようなものばかりで満足したベルトを購入できることはありません。洋服にはトレンドスタイルやカラーなどの指標があるが、ベルトに至ってはそれらがないので個々の嗜好や好みに合わせて自分なりの選択肢を長年積み重ねてきた経緯があります。ベルトを含めたレザーアイテムを同じブランドで揃える喜びやブランドベルトを着けることへの優越感。これらは、気持ちは満たされても自分のコーディネイトとは無関係であることを理解して下さい。ブランドのベルトを否定しているわけではありません。ベルトは1本1本にその役割があるので、それを理解して使うことが重要です。
お客様とお話していると、ほとんどの方がベルトの本数は持っているけれど良く似たものが多く、その中の1~2本で回されているそうです。選択肢のない売場ではついつい無難なベルトを選んでしまうことで、同じようなベルトが増えていくことになります。
エリオットローズロンドンは、ストラップとバックルをその日のスタイルに合わせて組合わせることが出来ますが、大事なのはバックルです。ベルトも他のアイテムと同じようにコーディネイトし、その出来上がった雰囲気に合ったバックルを付けるのが正しいベルトの使い方です。通常販売されているベルトのバックルは大半がシルバーカラーです。シルバーバックルは使用頻度は多いのですが、シルバーのバックルだけでは全てのスタイルをカバーすることは出来ないことを知って頂きたい。
最近ブラウンベルトの選び方を聞かれることが多くなりました。
ベルトと靴の色を合わせるという基本は、基本でないところからご説明します。
ベルトと靴の色を合わせるというのは一方法であることを理解して下さい。昔は、靴もベルトも買いに行っても黒と茶しか売っていませんでしたので、黒の靴に茶のベルトは変なのでどうせなら色を合わせようと始まった慣例に過ぎません。最近は靴のブランドも増え、色が多様化しているにもかからわず、ベルトの色はそれらをカバー出来ているでしょうか?疑問です!靴のクオリティは上がっても日本で販売されているベルトのクオリティは上がっていません。
ベルトと靴の色は合わせても良い時があるという程度で理解して下さい。
さてブラウンベルトの選び方を解説します。
ブラウンのベルトと靴を合わせる場合、ブラウンカラーの彩度幅はかなり広いので靴と同じブラウンカラーのベルトを探すのは容易ではありません。大事なのは赤・青・黄のどの列のブラウンかを見極める事が必要ですが、最近のブラウンシューズは赤系のブラウンが多いですね。
一番いいのはグラデーション系のストラップです。ここで気を付けてほしいのは、ベルトを物としてみた時に綺麗なグラデーションであれば、着用した時には必ず無地に見えてしまいます。あくまでもベルトは着用した時にどうかということです!このEASTWOOD PRINCESSは一見雑に色を落としていますが、着用すると程よいグラデーションになります。エリオットローズロンドンのデザイナーは、着用した時の素敵さを追求しているのでこの素晴らしいストラップが生まれました。
もう少し赤が立った方が良い場合は、ブラウン系を探すのではなくて、濃いバーガンディー系で合すのも一つの方法です。例えば下の2本です。
このPACINO CORDOVAN WINEは、 バーガンディーの上に濃ブラウンを上塗りしてブラッシングで仕上げたストラップです。手に取って見ると少し赤が起ちますが、着用するとその赤が良い赤系ブラウンに変わってくれます。
茶色ほど彩度のあっていないベルトをするとカッコ悪いスタイリングはありません!
リザード柄のKENTUCKY CLARETです。これも赤が起っているようでも着用すると良いブラウン系になり、良いアクセントにもなります。茶系のベルトだけは妥協して選んではいけません!皆様の素敵スーツスタイルに合うストラップコレクションを充実させていきたいと思います。
エリオットローズロンドンでは1年を通して様々なカラーベルトを販売していますが、一番売れているカラーは何色だと思いますか?実は想像される順位に反しています。
特に’NAVY’・’GREY’はお勧めしているという事もありますが、スーツのベルトは靴の色で合わせるというより、スーツの色に合わせた方が印象が良くなるという提案が徐々に浸透してきています。でも、なかなか自分に合ったネイビーやグレーのベルトは見かけないのでこの2色が人気の理由です。
エリオットローズは、もちろん洋服のトレンドカラーをフォローしていますので、今年の秋冬の注目カラーベルトは、”GREEN”です。カジュアルからスーツ用までグリーンカラーはメンズにとって必須カラーベルトです。
*ELLINGTON CORDOVAN BOTTLE GREEN
お馴染みのエリントンコードバンにボトルグリーンの新色です。ブラッシングによってグラデーションを付けたボトルグリーンとカット装飾との調和が美しい1本です。細身のシャンパンゴールドバックルで、クラシカルな装いの中でも斬新な一面を取り入れました。
STRAP+BUCKLE:¥36,180-(税込)
*COCCO BANDEILA BOTTLE GREEN
クロコダイルベリータイプのマット仕上げです。今シーズンは、カーキなどのグリーン系のパンツも良く見られます。意外にグリーンパンツのベルトは難しですね。黒はもちろん厳禁で、茶系もあまりぱっとしません。その時は、このボトルグリーンやカーキグリーンのベルトでパンツの色と合わせると印象が良くなるだけでなく、スタイリングに華が出ます。
STRAP+BUCKLE:¥29,052-(税込)
*WELT CORDOVAN BOTTLE GREEN
40mm幅のストラップですが、ダブルステッチを施しているので細く見えます。スーツに合わせてもとてもスタイリッシュなベルトです。着用するとほのかにグリーンを感じるカラーになるので、ブラックスーツにもお勧めです。
STRAP+BUCKLE:¥37,584-(税込)
是非、一度グリーンベルトをお楽しみ下さい!
まず下の画像をご覧ください。
【この画像のベルトはエリオットローズロンドンのベルトではありません】
印象の悪いベルトとはどういうものかをご説明します。毎日すれ違うビジネスマンのベルトをチェックすると大半がこんな感じです。一度皆様もチェックしてみて下さい。
画像の①にはバックルの型が縦に入っています。これは一時期痩せて一つ奥の穴を使用していた後にリバウンドして元のベルト穴に戻った状態です。非常に使用感が出て印象が良くありません。ベルトは常に中央の穴を使用して、痩せると奥の穴を使わず長さをカットすることが基本です。エリオットローズでは無料で長さ調整をしているので安心して綺麗な状態を保つことが出来ます。
画像の②は、ストラップの先が余り過ぎています。このように余り過ぎていると借り物のベルトをしているような感じがするので、ビジネスマンとしての印象は良くありません。仕事が出来なさそうに見えてしまいます。エリオットローズでは、ビジネスベルトの型デザインは5種類ありますが、ストラップの先から第1ベルト穴までの長さは全て同じで、着用した時のベストな長さが余るようにされています。
画像の③は、ベルト先の部分が重ならず落ちています。これはベルトの中央の穴を使用していますが、サイズが合っていません。ベルトの方がウエストよりも少し長い場合にこうなります。
画像の④は、ベルトホールの数です。一般的に市販のベルトは5つ穴です。エリオットローズロンドンのオンラインショップでのご購入も5つ穴ですが、着用した時に少し見た目にうるさくなるので、本来は3つ穴がベストです。ショップでは採寸してその場でサイズを合わせ、3つ穴でご提供していますが、オンラインでもご希望であれば「3つ穴希望」とお申し付け下さい。お好みもありますが、2つ減るだけで劇的にイメージが変わります。
若い世代は良いのですが40歳アップになると洋服の着こなしや買うものも変わってくるのですが不思議とベルトは変わらず同じようなベルトをされる方が多いので(購入するところがないのも事実です)、印象を悪くしている場合が多いですね。ベルトの顔がその方の生き様そのものを表すような気もします。サイズが合ってない物や使用感の出ているベルトを付けている方を見ると、仕事もプライベートも充実していないように見えてしまうのは私だけでしょうか?
最近ご来店されたお客様が、「エリオットローズのベルトをするようになって会社で、何かわからないけれど最近素敵になられましたね。」と言われるそうです。彼はつけ今までブランドのベルトを好んで着けられていましたが、ベルトだけ目立っていることに気が付いてショップに来られたのが2年前でした。もう達人の域に入っています(笑)。逆に考えると合っていないベルトをしていると、何かわからないけれど印象が悪いということになりますね。ベルトというアイテムはそういうアイテムなのです。男が着物を着る時、帯でその方の「粋」を表現するように、ベルトは最も大事なアイテムの一つであるということを早く理解された方から素敵になれます。
一度ご自身のベルトをチェックし道行く人のベルトを見て見て下さい!